PERSONA3 the movie #1spring of birth


 京成ローザで見て参りましたペルソナ3映画版。P3の映画は空の境界なんかと同様に上映館数は少なめながらも何編かに分けた映画化となっております。全何話予定なのかは存じませんが一回の映画で作れるわけないので良い試みですね。出来自体はというと・・・面白かったっす!良い出来ですね。僕はP3はゲームで三周やって思い入れも結構あるので初見の人がどう思うかは分かりませんが。開幕のBurn my dreadに乗せたOPの始まりがゲームのOPを踏襲しててカッコ良い。
 一番良かった部分はキャラデザと作画。ストーリーは基本的にゲームを踏襲していますから映像の方に目が行きます。キャラクターデザインはどれも現在の副島絵を踏襲している感じで非常に美麗。ゆかりっち可愛い!風花可愛い!キタローめっちゃ男前!P4はBD全巻持っていますが、さすがに映画だけあってテレビのP4よりキャラデザも作画も段違いに上回ってます。P3ファンは画面見ててかなり見惚れる出来になってますわ。特にゆかりっち可愛いわ〜。
 戦闘シーンはP4アニメでは割とペルソナ出しっ放しだったのですが、P3では一戦闘で行動の度に呼び出すようなゲームに近い演出になっています。自分の武器もそれぞれ携えていますね。オルフェウスの動きがやけに力強くて笑ってしまう。戦闘シーンとかも特に説明なくアギとかジオとかブフとか使っているため基本的にはゲームプレイ済向けの演出になってますね。お金払って好きな人でないとわざわざ見ない映画だからそれでも良いと思います。
 #1のストーリーは風花が味方になり、アイギスが目覚めたところでおしまい。尺の問題なのか学生生活は飛ばして特別課外活動部のところに焦点を当てた作りになっています。コミュニティのキャラも学校内のシーンではちょくちょく映ってはいますが。ただストーリー上味方以外のコミュニティを完全に避けて通るってのも味気ないのでやるとしたらキタローが少しづつ人間らしくなってきたことを踏まえて次回以降ってとこですかね。
 しかしアニメで見るとキタローの性格がまるで主人公っぽくなくて面白い。有名な「どうでもいい」も本当にどうでも良さそう。#1ではそんなキタローが仲間などの周りの人をどう認識していくかってところがメインで主人公の成長物語としてうまいことまとめてあります。
 #2comingは2014初夏ということで割と早い公開になりそうです。楽しみ。