スティール・ボール・ラン9巻

 SBR9巻買いました。聖人の脊椎を巡って、ジャイロ、ジョニィとDioアメリカ合衆国の三つ巴を書いた一冊ですな。サンドマンポコロコと比べるとDioは遺体レースに加わり戦闘能力を得て物語の枠にガツっと入ってきたわけです。迫るブラックモアから逃げるスティールを助けにきたマウンテン・ティムのなんとカッコイイことよ。
「私を覚えてくれていてありがとう」
マウンテン・ティムは結局固定された雨に切り裂かれて死んでしまいましたが、ジョニィやジャイロの仲間としてこれから登場するんじゃないのかなあと思っていただけに悲しい。一人の天才カウボーイは二度と帰ることはなかったのだった・・・。D DIOが先行してたんでてっきりDIO対ブラックモアになってDIOが勝つのかと思いきやルーシーに撃たれて虫の息。ジョニィとジャイロを大いに苦しめたもののジャイロの一本勝ちでした。DIOもやられちゃったけど恐竜で走るだけでも速そうですねえ。脊髄はジョニィに渡ったわけでこれで歩けるようになるのかな、脊髄って重要度では心臓と変わらないかそれ以上、人生をつかさどっている部位なわけです。右目を手に入れたジャイロの活躍に押され気味のジョニィに新しい能力が目覚めるのでしょうか。しかしジョニィって最初の頃と比べられないほどカッコよくなってますね。「ここは少しづつ生長していけばいいじゃないか」と語るジョニィはまさにジョースターの誇り高き血統よ。
「この物語は僕が歩き出す物語だ、肉体が、という意味ではなく青春から大人という意味で。最初から最後まで本当に謎の多い男ジャイロ・ツェペリと出会ったことで・・・」