サンデーにて

「LOOK UP INTO THE SKY」
 今週のサンデーであのファンタジスタと同じ作者さんが執筆していた「見上げてごらん」が最終回になってしまいました。結構好きな漫画だったんで残念だなあと。本当はアメリカにいる五つ葉との戦いとか想定していたことは色々あったのだろうことは伺えましたが、サンデーでこんなきっぱり打ち切るなんて珍しいことです。次の連載を楽しみに待ってます。ファンタジスタミランの一軍に勝つまではすんごい面白くて、イタリアのサッカー事情というか文化をよく抑えた傑作、トトなんてもろピッポインザーギです。また、当時のセリエの傾向として01-02にアンチェロッティミランが出てくるまでヨーロッパで勝てない時期が続いており、それはまた何でかというと、攻撃を前線のファンタジーへの依存が強く、チーム全体でペースを掴めないので相手チームに押し込まれる時間がひたすら続いて点取られるパターンが実に多かったことですよ。

「黄金世代」
 それで今サンデーで注目してるのはこれまたサッカー漫画の「GOLDEN★AGE」。一人の凄い選手がやってくるというパターンはキャプテン翼を見るまでもなく、頻出なのです。この漫画は数人の凄い選手がまとめて参入し、部活を盛り上げていくというやり方です、キャラ立てに自信がないとやってられる手法ではありません。唯と浦川、近江を外見でグッと引きつけるものがありますね。何とか20巻は続く漫画に育ってくれと祈ってます。今週は中心人物を全て前線におく無茶フォーメーションを取ったところでワクワクしました。次回が楽しみです。

しかし「うしおととら」や「今日から俺は!」や「俺たちのフィールド」、「帯をギュッとね」がやっていた頃の輝きは失われているように思います。マガジンは言わずもがなですが一時期の暗黒期を脱したジャンプ以外90年代の栄光を取り戻せずにいるのも気になるところです。