未来日記 三巻

 未来日記の三巻が発売してたので、早速買いましたァーん。(以下超ネタバレ交えつつ感想)

 三巻は椿編の最終章と、まだ幼い子供である「5th」豊穣との戦いを描いています。開始数ページでいきなり椿の手首から先は吹っ飛ばされた(;´∀`)なんという漫画だ・・・・。
 結局そこで由乃は力尽き、捕らえられてしまいますが、ユッキーにユッキー日記を渡して逃がしたので、ユッキーは自分の日記と併せて逃げ回れるという中々の機転。結局性的なことをされそうになる由乃を救うために偶然発見した椿の手鞠を囮にして、日記にダーツをさして幕と、椿さんは可哀想な人生だったな・・・。
 それにしてもダーツで穴が開いただけでももう駄目っていうのが厳しいですね、表面積が広い上に片手じゃたためない椿の未来日記は直接攻撃にすこぶる弱いということでした。
 んで「9th」みねね様と「4th」の刑事が妙な取引で、とりあえ逃がしてもらえることに、みねね様は最初のゴスロリは頂けなかったが眼帯と髪卸で非常にルックスが僕好みのキャラになりました。変態揃いの未来日記所有者の中で割りと真っ当な感覚な気もするし・・・。「4th」が情報をリークしたり、最後助けに来ないのは単純に雪輝と由乃を信頼はしていないということなんでしょうな。勝ち残る事を目的としてる感じは今のところないんだけど、何かやりたい事でもあるんでしょうか、ここも一つのキーポイントですね。
 それでカラーでガムテープとハンマーという空き巣セットでユッキーの家に進入する由乃のカットが凄く可愛い顔をしていて、シュールな光景でした。雪輝の母親が出てきて、由乃もここからはずっと雪輝の家で過ごしていまして、密室の緊張みたいなのがひしひしと伝わりますな。
 気になったのは「母親か・・・」と呟いた由乃がミイラ化した母親を思い浮かべ、瞳孔を開かせたところ。事情も気になりますが、あのミイラはやっぱり家族ということがここで確定しました。場合によっては雪輝の母親も殺す気できていたようで、相変わらずおっかない。
 次の日に「5th」豊穣が家に連れられてきて、ここからまたゲームがスタートするのですが、子供ながら毒物など持ってたり非常に危険。由乃もずっと気を抜いていない状況のようで、雪輝の未来日記と相まって危険を避けていくのですが、完全予知がある以上致命的なダメージをこの二人に与えるのは相当難しいようですね。
 自分が未来日記所有者だとバレてからは宅配便で外に預けるというやり方で凌いでいる豊穣。家の中を探している雪輝と由乃ですがついにキレて、ぶち殺さんと追い回す由乃のプッツンぶりが最高です。雪輝の母親の頭を弾みでハンマーで一撃してしまいますが、まるで目もくれない。そりゃユッキーも怒るよ。死ぬっての・・・。
 豊穣が封筒に青酸ガスを仕込んでおり、息を止めながらの戦いは由乃が制しますが、ここらへんの展開がかなり適当で良い感じだぜ、論理より完全に勢いと描写の漫画なのでこれで良いのです。
 んでユッキーと由乃が争う展開にはHAPPYENDの内容を見てみないと何とも言えないといったとこです。由乃がHAPPYだからと言ってユッキーがHAPPYとは限らないのは由乃を見てても分かる通りですんで。また新たな展開を見せたとこで引きと。
 いやーいつの間にか少年エースの看板の一つになってきた未来日記ですが、次巻も楽しみです。