機動戦士ガンダム00 第三話「変わる世界」

 アバンタイトルでユニオンフラッグとエクシアの戦闘。ですがあっという間に終わってしまいました。圧倒的に性能に勝るエクシアパイロット能力では互角以上の物を持っている風格のあるグラハムもあっさり撤退を余儀なくされます。この時代ではまだ実用化されていないビームサーベルによりライフルを破壊されてはやむなしという物。あの扇風機型のシールドではビームサーベルを防ぐ手だてはありません。
 Aパートはまずガンダムマイスター軌道エレベーターのドッグで打ち合わせ。母艦のプレオマイオスはMSのGNドライブから電力を補給されているようで、全機出はらった状態が続くというのは不味いという事もあり、ヴァーチェが帰還する模様です。
 経路としては軌道エレベーターのコロニー建設用の資材に紛れ込ませるということで、この世界はスペースノイドが誕生する宇宙世紀のような環境には達してませんが、その時代ももうまもなくといったところなのでしょうか。しかし宇宙移民もないのにスペースノイド気取りのティエリアなのでした・・・。
 一方でグラハムがガンダム対策を主とする部隊に転属に。ユニオンの技術部と連携してユニオンフラッグを改造し、ガンダムの性能に迫ろうというところです。しかも二週間で仕上げろという無茶ぶり。12月にプラモで出るグラハム専用ユニオンフラッグはこうして作成されるというわけですね。
 他方では人革連もデュメナスが落としたコンテナなどから情報を収集し、各陣営ともにガンダムの仕様やソレスタスビーイングに迫るべく動いているという事が描写されています。しかし最初の一話からこういう傾向にありましたがえらいマクロ的な視点を多用していますね。分かり易い反面、主人公の刹那のキャラ立ちに割く時間が無くなっているというような感じもします。今のとこ一番台詞が多いキャラはグラハムという感じですし。
 各ガンダムはセイロン島でのテストを終えて、共同戦線から各地にちって作戦行動を行っている様子です。セイロン島にはエクシアが残り、キュリオスとデュメナスはアフリカに赴き紛争に介入。エクシアの刹那は前回までを踏襲する形でミッションにあたっていますが、ロックオンとアレルヤは紛争介入に対するスタンスを覗かせています。アレルヤは前回と同じくやる時は覚悟を決めますけど、このように直接殺生に携わらないミッションの方が気が楽であるという態度を取っています。この二人は特に裏表もなく視聴者的にも理解しやすい感覚を持ち合わせていることが分かります。
 エクシアはセルゲイの高機動型ティエレンと交戦。それにしても凄い機体だ、何もそこまでして飛ばさなくても・・・・、しかもあんま高機動じゃないですぜ。セルゲイも経験やパイロット性能でエクシアの頭にシャイニングフィンガーを決めるものの、グラハムと同じように想定外のビームサーベルによる一撃で機体を破壊されます。とどめは刺されていない模様ですね。
 王と何かCBの偉いさんが会談してましたが、この偉いさんの付き人の声は古谷徹だったような・・・。0ガンダムにでも乗ってるのでしょうか。
 最後に金髪ツンデレおっぱいことルイスと付き合っているサジの隣に刹那が越してきました。なるほどこういう繋がりで一話・二話でこっちの描写を出してたわけです。それにしても刹那の地上での拠点を日本に置いてるという事なんでしょうか。セイロン島でのミッションは終わったという事なんですかね。サジがソレスタルビーイングの活動により紛争が終結する様をみて驚嘆したところでおしまい。
 次回も政治劇などのマクロ的な話が進む模様。ガンダム00って面白いけど結構地味なとこに力点を置いてる感じです。