機動戦士ガンダム00 第4話「対外折衝」

 今回は二話で使用されたアバンをまた用いて世界観の説明から開始。リアルIRAの活動休止はロックオンとアレルヤの会話によると今テロ活動を続けるとCBに粛正されるため、それを恐れた一時的な休止に過ぎないとのことです。まあそんな長期的に出来る活動には一見して思えませんしね。恒久和平のためのガンダムと言いますが、技術的優位が何百年保てるわけでもないですし、MSでは沈黙の艦隊のようには・・・。
 一転してユニオンではグラハム専用のユニオンフラッグがロールアウトされました。先週から一週間は経ってるということですか。頭部センサー、新型のライフル、背部ユニットの強化による推進力増強、それに伴い間接部の剛性を上げており、あげくには対ビームコーティングがほどこされているようです。対ビームコーティングは凄い。そんな技術が確立していたのも驚きではありますが。
 フラッグの他にもグラハムのガンダム調査隊に要員が二名加わった模様、ノリとしては百戦錬磨の強者達、ヤザン隊的な感じがありますね。アバンにグラハムのフラッグと四機の通常フラッグが出てますんで、あと二人配属される計算になるのかな?
 人革連でもユニオンと同様にガンダム対策班が発足されました。一度交戦しているセルゲイと超人機関から派遣された超兵一号のソーマという少女が現在の要員のようです。超人機関はフラナガン機関みたいなもんでしょうか。強化人間の臭いがします。しかしティエレンではたかが知れてるような気もします。
 そんなときにユニオンの支配下にいたタリビアが突如独立宣言。ここでユニオンが軍事行動を起こせばCBが介入して軍事行動を潰してくれるのではないかというバレバレな狙い。とは言えバレバレだからこそプロモーションになってしまうため、CBはミッションを開始します。果たしてその行動は・・・。タリビア軍をボコボコにするというものでした。
 まあCBは紛争解決が主なもので、黒の騎士団のような弱者の味方を謳っているというわけでもありません。今回紛争の原因となるのはタリビアの独立宣言であるので、それをたたきつぶして紛争を解決する。世界をよりよくしていこうという大々的な目標は現状は掲げていないということですな。CBの真意が世界の敵になるということならばある意味当然の選択とも言えます。
 タリビアはすかさずユニオンに謝罪の電話をいれ、協力を要請。ユニオンのトップであるアメリカ大統領としてもこの展開についてはある程度予測のつくところではあったようで、すぐさま支援としてCBとの敵対行動を宣言。CBもそこは分かっているもので撤退し今回のミッションは終わり・・・というところでそれを許さぬ機体が現れます。
 プトレマイオスのスタッフを驚かせる圧倒的なスピードでエクシアを追いすがるグラハム専用フラッグ。レーダーを見るととんでもない勢いで差を詰めてます。さすが倍のスピードというところでしょうか、通常の二倍って一見シャア以下かよと思いますが、マッハ2がマッハ4とかになった日にはもう別次元なわけです。エクシアにライフルを放った後大きく旋回し、当然のように戦闘中に変形。フラッグは基本的に戦闘中の変形は想定外だとプラモの説明書には書いてますが間接部の強化のおかげでしょう。エクシアビームライフルを軽快に交わし新型ライフルでシールド防御したエクシアを派手に吹っ飛ばし水中へ撤退させます。それにしてもこれはカッコいいな。ガンダム以外のライバル機体が主人公のガンダムと互角以上に渡り合うとは懐かしい空気です。
 あと今回一部でカルト的な人気を築いている姫様が出ずっぱりでしたが、何か根谷さん声のメガネに終始タメ口で色々言われてました。なんてこった。最後の誰が一番得したのかって話はユニオンに安易な反抗策を今後打ち出しにくくなったという説明があったように、ユニオンということでしょうな。したたかですな。
 次回はアレルヤにポイントを絞った回になるようです。ガンダムマイスターの中でも割と個性が表現されている彼の回になるのは素直に歓迎出来ます。