借りくらしのアリエッティ見ました

 まあ中々面白かったです。特筆すべきはアリエッティの可愛さ。アリエッティで萌やす!という作り手の気持ちが伝わってくる可愛さ。仕草、キャラデザ、性格ともに申し分なし。
 もう一つの特徴は小人というベタな設定ですが、背景や小物に凄くアイデアがあります。ペン立てを花瓶にしたり、両面テープを駆使して壁に昇ったり釣り針をフックにして昇ったり豆電球にボタン電池を付けて懐中電灯にしたりと見ててワクワクさせられます。
 残念なところは脚本。まあ細かい話はネタバレになっちゃうのであれですがモヤモヤした終わり方をします。人は人、小人は小人というドライさが見え隠れし、個人レベルの印象は変わったものの無理なものは無理、という突き放したところが見え隠れします。ハルさんも何がしたいのかパッとしませんし、話もヤマ場に欠けてこじんまりとしちゃってます。短編集ならこれで良いんでしょうが、映画としてこれは・・・という感じ。
 続編作っても良いくらいの終わり方ですな。ま、新人監督ということで次回作は期待したいところですね。アリエッティの可愛さはガチなんで。