マイボス・マイヒーロー

 昨日マイボス・マイヒーローが最終回を迎えました。今期好評を博したドラマでございます。元ネタは何か韓国らしいけど、ほとんど変えてしまってるらしい、見ての通り日本の青春ですものね、完全に。
「青春に帰る」
 マイボス・マイヒーローは榊真喜男が高校に進学し、かつて経験しなかった青春を突っ走ることになる・・・。って話でありますが、視聴者にはかつて経験した夢のような日々を、高校に戻る大人というシチュエーションで絶対にありえない設定ではありますが、そこにはリアルに伝わってきます。それは青春そのものがリアルであるからです。青春への憧憬、大人になった自分が再び青春をのぞき込む。主人公堺真喜男が青春を最初は鬱陶しく感じていても、徐々に受け入れ、大事なものへと変わって行きます。
繰り返すユートピア
 最終回、真喜男は他の高校にまた入ります。おそらく今度は一年生から。年齢制限はないので受験して入ったのかもしれません。他の人の時間は動きだし、それぞれの現在が描かれたます。真喜男だけが繰り返す甘美な学園ユートピアを繰り返す。それは映画のうる星にも似ています。この作品はそれを肯定していることが、特殊です。
ストーリー
 コメディタッチを基本として、真喜男が変わっていく様を見るとこっちが嬉しくなりますねえ。周りに受け入れられていく様子が楽しい。最終回では誰もが彼をかけがえの無い時間をともに過ごした永遠の仲間だと認めていました。27才のヤクザがそこに行き着くというのは言葉では言い様がない若者たちの時間がそこにあったのでしょう。青春ものの各要素も抑えてましたし、惜しむらくは話数が少なかったことでしょう。2時間スペシャルや続編が出来そうなEDで凄く期待したいです。

ビデオとか出たら是非みてください。