機動戦士ガンダム00 第15話「折れた翼」

 今回は00史上最大規模の大量動員戦。対象がたった四機なので戦場の広がりはそれほど無いですが、MSの数の規模としてはア・バオア・クーばりなのではないでしょうか。それに従いガンダムに向かってくるミサイルの数も偉いことに、しかしミサイルがこれまたカッコイイですわ。
 今回の特徴として、ディティールに結構凝っていて面白いです。最初にガンダムを発見するためのセンサーやGN粒子のジャミングに対応するために通信を仲介する機器を鬼のような数をばらまいたり、各軍のブリーフィングや戦闘に入るまでの待機のやり方などの違いなど特徴を出してますね。最後の方にオーバーフラッグスが空母から発鑑する絵は格好いいなあ。
 ウラン濃縮タンクはもう砂漠なのを良いことに潰れるのは覚悟の上の作戦。食いついたガンダムを狙いに一大作戦が展開されるという始まり。スメラギさんの戦況予測にも当然ガンダムを狙った作戦のための動員だと分かっていて、とにかく撤退するためのプランをいくつか立てているようですが、三カ国の作戦や物量やただ特攻してくることもなく攻撃を受けない事を念頭において遠距離から物量をひたすら投入することにより完全に釘付け。
 エクシアヴァーチェの参戦も当然作戦内にあ、寄せ集めの割に対応も迅速。その上超兵のソーマさんによりキュリオスの足が止められてしまい、かつ人革連部隊もデュメナスに追いつき完全にジリ貧の様相。CB側としましては超兵が来ることが分かっていても超兵の技術なんか持っていないため、対策が一向に立てられないというのが辛いですね。頼みのアレルヤもソーマさんが引いた上に物量が嫌になったかトンズラしてアレルヤ大あわて。
 間が偉い飛びましたけど15時間経過した模様。移動拠点もなくGN粒子を持つガンダム相手に遠隔通信も出来ないということか、指示どころか状況把握も予想の範囲でやるしかないという模様。果たしてガンダムは15時間ひたすらボコにされたまま何とか耐えてるという感じ。さすがに物量差が圧倒的な上に相手もそれをちゃんと使ってきてるため、今回は終始手も足も出ないガンダムという流れですね。
 砲撃が止み、鹵獲部隊が出撃。ヴァーチェはAEU、キュリオスが人革連、デュメナスはユニオンが鹵獲。一番まともに余力があったのはフルシールドで防御しつつ反撃が可能やデュメナス。先走ったジョシュアが瞬殺されるもグラハムアタックにより撃沈。しかしどの機体もどこも吹っ飛んでないとかどんだけ硬いんだよ。
 エクシアが最後にAEUのフランス外人部隊として今回任を受けたアリーのアグリッサ+専用カラーに塗装したイナクト。疲弊した状況ではとてもアリーには敵うはずもなくアッザムリーダーにより中の人だけ焼き殺される事に・・・。
 この極限状態で刹那の頭をよぎるのは今まで戦いを強いられてきた環境により何もかも失い続け、そしてそのまま死んでいくという無力感に満ちた走馬燈。彼の神であるガンダムに救いを求める様はもはや悲壮。
 と、そこで助けに入ったのがトリニティが駆るガンダムスローネドライ。空飛ぶドライが超カッコイイ。搭乗するは釘宮理恵扮するネーナ・トリニティですな。しかしOPもそうですけどガンダムスローネの中ではドライが一番扱いが良いというか前面に出てきていますな。
 そして予告はトリニティより各ガンダムを離脱させる作戦に入る模様。今は砲撃が止んでおり鹵獲部隊のみ退ければ良い形なのでスローネの活躍に期待します。ファンネルを飛ばしているのは珍獣nmkwが駆るスローネツヴァイの模様。近接専用機なのにファンネル持ちは相当万能ですな、エクシアを一歩進めた機体というべきでしょうか。アインもキャノンをぶっ放してました、普通に機体なのにヴァーチェばりの大砲。おそろしや。