劇場版マクロスF虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ(ネタバレ自重なし)

 京成ローザで見てきました。レイトショーだけあって入りは七割程度というところでしょうか。理想的な環境ですな。テレビ版と比べると設定に相当手を入れてスッキリした話にしていこうというムードが見て取れます。
 ランカとアルトは既知の間柄、シェリルが自分の生い立ちを知っていたりアイモを故郷の曲として歌っていたりなどなど。自分の歌からフォールド波が出てる事も知ってるようです。
 最初にしてこの映画最大の見所であるシェリルのライブがもう圧巻。新作映像で送るユニバーサル・バニーの演出が素晴らしい。白うさぎシェリル可愛すぎ黒うさぎシェリルエロすぎといった感じ。ローマの休日を彷彿とさせるアルトとシェリルのフロンティア船団ぶらつきも尺が足されていて素晴らしい。ピンクモンスーンもここで流れてきましたね。アルシェリ好きにはたまらないんじゃないでしょうか。二人で手で飛行機を作って空にかざすところなんて特に。
 ランカは新人アイドルとしてドサ回りがかなり追加されています。納豆とか重機とかテレビでもあったニンジンとかプラモとか・・・。ファミリーマートなんて思い切り名前が出てビックリしましたが、タイアップしてたんですね。新作部分はかなり可愛いですわ。ランカがアイドルとして上り詰める前の話なのでランカオリジナルの曲はこのドサ回りの営業曲に限られるのが寂しいですね。星間飛行はライブに向けた準備でちょっと出てきましたが・・・。
 最後はドンパチしつつライブをやるというテレビ最終回ばりの展開。ライオンまで出てきました。テレビ最終回を彷彿とさせるバタバタぶりでちょっとイマイチ。戦闘は良く動いてるんですが、僕がマクロスFの戦闘に興味がないのも大きいかもしれません。
 ブレアも序盤から出てきますが最後の戦闘でアルトと共同戦線はっちゃってます。何かお互い認め合ってる感じで終わりましたが。「早乙女アルト准尉、アンタレス1の援護に感謝する」「当然のことをしたまで」みたいな会話まであって。
 後編はサヨナラノツバサだそうです。予告絵ではランカとシェリルがウエディングドレス着てました。いかにも失速ムードのあったテレビ後半とは展開変えてきて欲しいですねえ。