魔法少女まどか☆マギカ 公式ガイドブック You are not alone.


 芳文社より発売されたまどか☆マギカ公式ガイドブック購入しました。ちなみにゲーマーズだと表紙と同じ画像の大きなポスターが貰えてまどかファンにはかなり嬉しいことになってます。
 シャフト発行のプロダクション・ノートに先駆けての公式ガイドブック発売、プロダクションノートがいかにも完全版の設定集という感じなのでどうかなーと思いましたが、内容は相当充実してますね。キャストやスタッフの座談会、劇団イヌカレーの資料集の他に虚淵玄による初期プロットなど今までお目にかかれなかったものもあります。初期プロットの時点で最終的な脚本と違いはないのですが、当初は全13話予定で杏子とさやかの確執がもう一話あったことになってます。また、最終シーンも放送されたほむらに焦点を当てたものではなく概念と化したまどかが過去を懐かしむしめくくりになってます。これも何かしんみりとしそうで良い感じですな。
 読めば読むほどこのアニメは色んな人の支えで出来てるというんでしょうか、武器デザインは蒼樹うめ先生ではなくてアクションディレクターの阿部望氏であったり、戦闘シーンの原案はほとんど劇団イヌカレーから出ていたりと多数のスタッフのアイデアが詰まってるんですね。11話のほむらの戦闘シーンは劇団イヌカレーの後送では最初はミサイルではなく戦闘機の特攻だったが作画の関係でミサイルに変更になったりと裏話が面白い。
 また、版権絵も今まで世に出たものは一通りありますが、正直版権絵は微妙なものが多いというかこのアニメの世界観から相当遊離しているのが残念なとこですね。しかしその中でもオトナアニメのまど神絵は良いですね、オーラで目が潰れる。阿部望による資料集ではさやかの武器のアイデアとしてガリアンソードと化して捕らえた相手には爆縛鎖のように機能するなど本編でも見たいものが沢山、ゲームなどで見られるんでしょうかね・・・。結構みんな二期については否定していなくて、次の展開があるのなら是非みたいですね。