コードギアス16話「囚われのナナリー」

　マオ編三部作の最後になりました。まずディートハルトの管理の下、エライ大組織に成長していた黒の騎士団。人が増やし整備した模様で、情報が行き渡らせない末端構成員などをあちこちに潜り込ませ、情報収集を行っているようです。かつてのレジスタンスとは様変わりして何か悪の組織チックで良いな。
　学校に久しぶりに来たらしいルルーシュ。しかし留年はするかもしれないけど、その頃にはそもそも学校なくなってるんではないだろうか・・・。
　租界からブリタニアを追い出すつもりでいるのだから。ルルーシュやナナリーと仲の良い面々のほとんどはブリタニア人なわけで、シャーリーのみならず不幸を与えることに対する耐性はまだルルーシュにはありませんので、その当たりの折り合いも見所ですな。
　ミレイ会長がお見合い、その相手はやはりというべきか前回伯爵閣下であることが判明したロイドなのであった。しかも超即決、「結婚しよう」「はやっ」「じゃあ保留」ってどんなお見合いや。ミレイさんが綺麗な格好してて可愛い。しかも性的。しかしセシルさんが何か怖かった。仕事仲間なのに見合いの場でコーヒーまで持ってくるなんてホンマ特派の保護者的な存在ですな。おっぱい大きいし。
　会長室で何かまったりと過ごす面々が良かったです。スザクとカレンがアーサーの面倒をみてたりして普段見ないコンビだなあと。普段はガチでKMFでやり合ってる二人ですからな。カレンの病弱モードがｶﾜｲｽ。経験とか実践とか聞いて頬を染めるニーナが可愛いかった。中学生かよ。
　そこに慌てて飛び込んで来たルルーシュですが、あまりの慌てぶりに何かを気づいたスザク。ナナリーがさらわれたことを知り共同戦線を張るのだった。そういえば子供時代の三人の話がありましたね。戦中すぐというところでしょうか、死体の山の中を歩き、神社？から枢木本家に移動する三人。ナナリーにとにかく心配をかけんとするルルーシュの気丈さ、自分の国がボロボロにされたスザクのやるせなさ、ナナリーの優しさなど三者三様の姿ですな。
　学校に何故かガンカメラが仕掛けられていて吹いた。ここでとんでもなさすぎるスザクの超人のような身のこなしでガンカメラのセンサーを上回り、壁走りまでしたあげく蹴りで破壊。なんだこりゃーーーーーー！ありえないぜ・・・。これはあれですね。クロックアップしたんですね。
　ナナリーを見つけるもパイナップルアーミーで有名な振り子爆弾がナナリーにしかけられていたと。詳細は忘れましたが凄い厄介な奴だったはずです。止まったらダメ、モーメントが変ってもダメとか。しかも500mの威力って。何という破壊力・・・。
　「僕とルルーシュが組んでできなかった事はないだろ？」と豪語するスザク。この最強コンビが一体マオにどんな策で挑むのか！
　しかしルルーシュが何も策は無く、マオとチェスゲームをすることに。しかしマオのギアスが相手ではゲームに勝てるはずなどなく。ルルーシュはもう狼狽しきり、ついには負けを心の底から認め、ジョジョのダービーが相手なら魂が取られてしまう場面です。でもダーメ、うああああああナナリーーーーーと悲鳴を上げた末卒倒するルルーシュ、なんつーリアクションだ。
　そこでまたも超人スザクがガシャーンと登場。仮面ライダースザクのライダーパンチで吹っ飛ばされるマオ。何とルルーシュは自分にギアスをかけ、時間稼ぎをしていたのだった！
　スザクの過去を読み、トラウマスイッチを押すマオ。スザクは一瞬でボコボコに。枢木ゲンブ前首相は何と子供のスザクが殺害したのだった！徹底抗戦を唱えながら自決して軍を納めたのは事実ではなく、スザクがそうさせたという事だったのだった。スザクは死に場所を求めて危険な任務をわざわざ請け負うそうですが、あの身体能力とランスロットじゃ死ぬのも難しいというものですな。そこでカッコよかったのがルルーシュ・
「マオ！お前は黙っていろ！」ギアスｷﾀ━━━━━（ﾟ∀ﾟ）━━━━━!!!!
　契約やギアスの秘密についてなど聞きたいこともあろうに親友を救うためにとっさにこの命令になったのでしょう。そのまま殴りかかるもあっさり交わされるルルーシュパンチ。ホントに体育会的展開ではダメなのだなあと。マオは逃げ出したところをCCに愛してたよ・・・坊や（ハモンさん風）先にCの世界で待ってろと撃ち殺したのだった。そしてトラウマでガクガクしているスザクで引き。こりゃ〜すげー引きだ。ホント面白いなこのアニメ。
　感想としましてはついにスザクの物語が始まったのかなあというところ、あとルルーシュは心底ナナリーを大切に思っていて、もし死ぬようなことがあったらもう立ち直れそうにありませんな。

　次回は「騎士」何か黒いナイトメアが。髪があってナイトメアオブナナリーに出てきそうな感じでした。スザクは次回元気そうにもう戦ったりしてる模様。ルルーシュの次回予告がもう完全に反省会の様相。