コードギアス18話「枢木スザクに命じる」

 今週のコードギアスは凄かったですね。
 OPが変更されました。まずスザクとルルーシュの対立色をまた少し高めた感じです。もともとギアスってMADがスクライド以来の盛り上がりを見せてるんですけど、OPもやたらとMAD風に。チラチラとカットの変更をひたすら行うという感じ。
 パッと見新しいのは新登場したルルーシュの乗るKMF「ガウェイン」が出てましたね。空を飛んでハドロン砲を撃ってました。円卓の騎士としては、ランスロットに負けたり親族殺されたり悲惨なことばっかされたキャラですな。あんまりカッコ良くないな・・・。ランスロットも空を飛ぶようになるんで空中戦ということでしょうな。
 組織再編成が行われた黒の騎士団。人が増えすぎたのと藤堂が加入したためというところでしょうか。年度末だし・・・。藤堂が普通にゼロの命令系統に入ってやっていけるのかが注目ですな。片瀬少将を爆破したみたいな時みたいな事をしてバレないというのもないでしょうし。
 藤堂が軍事総責任者で部隊は基本的に四聖剣が担当。カレンはゼロファンクラブ。扇は副総統でした。元々扇の組織を母体としているため、不満をもたれないために扇を良いポジションに据える必要があるということでしょう。会議で恭順派、つまりブリタニアとやって行こうという派閥の旗頭になりかねんということでディートハルトがスザクの暗殺を具申。藤堂と扇は反対。藤堂は前回お互いの信念を確かめ合ったんで当然でしょうな。扇は扇で黒の騎士団は正義の味方であるという建前を捨てることになるので反対ですね。ここでゼロが暗殺するといって藤堂は従えるんでしょうか。微妙だなあ。暗殺といってもどうやって暗殺すれば良いんだあんな奴を・・・。
 騎士就任したスザク。どう見ても歓迎されていないムードですが、ロイドとダールトンが空気を読み拍手。ダールトンの良い笑顔がナイスだな。
 学校ではスザクの騎士就任パーティーを開催。最初は嫌われていたスザクもいつの間にか一定の地位を築いてるようですね。ナナリーはスザクの騎士就任を心から祝福してる様子でなんかルルーシュの思惑も空振り気味なのであった。カレンはスザクを暗殺しようとナイフでこの集群の中でやるという暴挙を試みますが、ルルーシュはこういうことがあるかもと予測していたのでしょう。エスケープしました。
 そこでロイドがやってくるんですが、ニーナと凄く話がかみ合ってます。さすが理系。話の内容はどう見ても核分裂です。ウランを濃縮する技術がないため、実験ができないということ。というか核分裂の技術は確立されてない世界観なのですねー。これはニーナが特派入りしてランスロットに原子炉でもつむのでしょうか。それか原子爆弾を製造するんでしょうか。
 パーティー会場にやってくるロイド。ミレイとは婚約者ということで話をつけてしまった模様。ミレイは一瞬ルルーシュを確認しますが、反応なし・・・可哀想に。リヴァルは為す術なしでもっと可哀想なのであった。これからのスケジュールを耳にするルルーシュ、何かを決意するのであった。
 式根島で来訪者を迎えるために訪れたユフィ一派。そこを黒の騎士団が強襲します。何というザル警備だ・・・。紅蓮二式、月下など圧倒的な能力を誇る黒の騎士団、敵をなぎ倒しランスロットと対峙。おびきよせ、罠により動きを止めます。ラクシャータ驚異のメカニズムにロイドも驚きを隠せず。
 ルルーシュによるスザクの説得は甘さを無くし、トラウマを巧みに突く上手いものでした。ここで痛いところをきちんと突いていくのが良いですねー。何か啓発セミナーチックな勧誘の仕方です。しかしそこでゼロを足止めしろとの通信。ここで「部下に死を命じるのか!」と大きくショックを受けるルルーシュ。軍隊では時に死を命じることもあるのでしょうが、ルルーシュは身内についてはもちろん、仲間の騎士団についても、そこまではやるべきでは無いと考えている模様、このあたり人情家であるルルーシュの特性が出てますねえ。
 ここからは黒の騎士団のボス「ゼロ」ではなく友人・ルルーシュとしての素全開で喋ってるのが面白い。
「ああ!従っていれば楽だからな!」「お前はそれでいいのか!」「スザク!このままでは本当に死ぬぞ!」もう枢木じゃなくてスザクって言ってしまってるあたり本心でしょうねえ。四話でもそうなのですが、スザクについてはゼロの時の話を混同して喋ってしまうことがあり、非情にはなりきれない人間ルルーシュの良い奴ぶりが出ています。無駄死にではないぞ!との発言にも黙れ!と保身などではなく、真剣に怒ってるということでいいんでしょう。
 何とそこで空中戦艦・アヴァロンが登場。音楽がすげーカッコイイ。ミサイルと対空砲火の間に入るも全くのノーダメージ。何かバリアみたいなのが貼られている模様です。ランスロットのビームシールドの応用でしょうか。
「フロートシステム?やられた・・・」
ラクシャータも驚きの戦艦を飛ばす新技術で飛ばしている模様。そこで第二皇子シュナイゼルが手を振りかざし、ハッチからガウェインのハドロン砲が炸裂するのだった。
 何という引きなんだ・・・、次回が死ぬほど気になる。今回は11話「ナリタ攻防戦」以来の超傑作回でしたっ。