涼宮ハルヒシリーズ

 最近旅行に行ったとき、動揺からまた読み出して一期に分裂まで読んでしまいました。陰謀と憤慨では完全にシリーズとして行き詰まっていたけど、それだけに分裂で敵キャラや新しいヒロインを出してくるという劇薬の投下は分裂を読む限りでは功を奏してるのではないでしょうか。
 今のところ消失以来の面白さだと思いますよ。下巻たる驚愕次第ってところがありますけど。何が良いって佐々木ですよ。佐々キョンが最高なんですよ。昔の女が登場したことによりハルヒが受けるショックと同じような衝撃を読者も受けるわけですよ。佐々木とキョンの中学時代のエピソードはまあ良かったね。橘京子も可愛いしな。
 驚愕について期待したいのは世界がαとβに分裂した切っ掛けが単純にハルヒの認識のズレというか二面性が生み出したものっていう展開は避けて欲しいところですな。六月に出るということで楽しみですわ。