機動戦士ガンダム00 第19話「絆」

 前回の続きからスローネに襲いかかるエクシア。しかしトリニティに交戦の意志は「私たち仲間よ?」と向かってくるエクシアを制します。好戦的なトリニティにしては結構意外な反応。トリニティはトリニティで紛争根絶を目的にしてる事には変わりはない模様です。ツヴァイもガードしているだけで攻撃はしてません。
 しかし刹那は無意味に一般人を巻込む行動を起こしたスローネを人を紛争から救い出すという自分の理想、刹那の神とも言えるガンダムを汚す行動を許すわけにはいきませんので、当然戦闘続行なわけです。
 ヨハンの許可が出たため、ツヴァイが交戦しますが、中々どうしてエクシアは結構な善戦。最終的にはファングを残していたツヴァイに一本取られる形でしたが、ここでまさかのヴァーチェ乱入。これは燃えるぜ。ティエリアはお前たちはガンダムマイスターにふさわしくない、万死に値する!と刹那のガンダムと同様にヴェーダが選んだ世に変革をもたらすマイスターにふさわしくない行動をしたトリニティを断罪しようというところ、根っこのところでこの二人は似ています・・・。
 エクシアヴァーチェは戦術フォーメーションを駆使してスローネと戦闘しますが、GNフィールドってビームも弾くのですね、これを破壊するにはスローネアインのGNメガランチャーを使わないと無理そうです。機動性に劣るヴァーチェですが、そこですかさずナドレにキャストオフ!CB同士の戦闘な上に誰もいないところでの戦闘なだけに出し惜しみ一切無し!これは凄い。しかもナドレに隠された機能、トライアルシステムでスローネのシステムをダウンさせます。トライアルシステムとはティエリアに与えられた権限でヴェーダに接続したガンダムのシステムを止める事が出来るというもの。ガンダムマイスターが反乱を起こした時などに使用できるシステムということですな。裏切る事があり得ないティエリアのみが使用出来るとのこと、ただトリニティはヴェーダが容認しているためか、それともネーナのハッキングのせいか、トライアルシステムは解除。トリニティはガンダム同士の戦闘でCBの戦力が減ることを望まず。撤退という流れ。
 ここでアレハンドロが計画が第三段階に入ったとのこと。監視者であるアレハンドロですが、どうも現在の計画は彼がイニシアチブを握っている模様。この男本当に世を見守るだけで終わるのでしょうか・・・シロッコのような野心家に見えます。ユニオン・人革連・AEUに連絡を入れたのもアレハンドロだと思われます。
 後半は設定説明とロックオンの過去話。ロックオンの家族を巻込んだテロリスト一味にかつて刹那は参加していたとのこと。「俺は今、無性にお前を狙い撃ちたい」って別に狙わんでも当たるだろう・・・こんな時まで狙い撃たなくても。ロックオンはテロリストを憎む身でありながら、他から見ればテロと相違ない行為をしているCBに参加する矛盾も分かっており、世界を変えた後でその報いは受けるつもりであるとのこと。2話のアレルヤの「これで希代の殺人者・・・でもね!」のとこもそうですが、各人のスタンスをちゃんと描いてその上で筋が通ってますので、見ていて不満がない。中々上手い脚本ですね。 刹那は刹那で自分の罪ごまかすことはなく、自分が撃ち殺されるなら仕方ないが、お前がこの世の中を変えてくれと告げます。しかし生かしておいてくれるならこれからも自らの意志で紛争根絶を成し遂げるため戦っていくと決意を新たにし、ティエリアもロックオンもそれを認めてマイスターの絆は深まったということですな。
 しかし、「有り難う・・・最高の褒め言葉だ」は吹きました。どんだけガンダム好きなんだせっちゃん。
 ところがぎっちょん最後に大爆弾。南極基地に集まったユニオン・人革連・AEUが目にした物は何と大量に貯蔵された太陽炉。おそらくはスローネと同様のGNドライブTなんでしょうが、何十機もあります。アレハンドロが提供したものなんでしょうか、これが各国に渡ればCBの優位性は失われてしまいます。どういう狙いがあるのやら。これがグラハムやソーマ少尉やヒロシアリーに渡ったら一溜まりもないのでは。気になる次回に続く。
 次回予告で早くも太陽炉搭載MSが出てましたね、CBを象徴するガンダムとは違うデザインになってます。あと絹江姉さんがヒロシに接触していた。これは危ない。