今週のtrue tears

 第8話「雪が降っていない街」の感想です。
 最初に告白されて幸せを噛み締めている乃絵が可愛すぎてマジ悶えます。心の底から幸せそう。眞一郎と乃絵の交際もおおよそ順調で二人で一緒に下校したりウロウロとデートしたり特に絵本について公開してからはお互いかなり良い感じ。一話からそうですが、乃絵の言葉や行動などは眞一郎の絵本にインスピレーションを多大に与えている模様。ハグしたりキスしたり普通の交際としてもお互い堪能しています。
 一方でそれを目の当たりにした比呂美は当然穏やかではございません。朋代は4番との仲を応援するといった割には比呂美が内心眞一郎を好きであると思ってたそうで(正解ですが)どうなのこれと比呂美に振るものの、そんなわけないじゃないとそっけなく去っていきます。しかし心の撃ちでは尋常でなく沸々と煮えたぎるものがある様子で、夢にまで出てくる始末。思い出の竹林でイチャつく眞一郎と乃絵を見て涙する幼少の自分、つまり自分の眞一郎の思い出や絆に割って入り破壊されていくという恐ろしくネガティブなイメージです。
 比呂美と4番は乃絵と眞一郎が付き合ってからも会ってるみたいで4番はお互い気がないと知ってる割に妙に律儀に比呂美に付き合ってます。あげくにフリースロー勝負までして、その質問にも真摯に答えてみたり、比呂美にロリコン呼ばわりされて面食らったりと、ここにきて4番の素性も明確にされてきましたね。
 それにしても乃絵が過去何人と付き合ってたのか聞く当たりが凄い。単純な嫉妬なのでしょうか。二話あたりでもあの娘逆ナンしてるのよと眞一郎に吹き込んでみたのはあれは嫉妬故の貶めだったのか、もしくは単純に学校でそういう噂がたってるのか。純の反応からすると後者なのかな?
 ついでに何故自分が比呂美と付き合ってるのかを聞かれた事についても包み隠さず答えたため、私とあなたが別れればあっちも別れるのかと問い詰めるものの、何でもするからそれはやめてくれと返すこの会話が面白い。でも眞一郎は眞一郎なりに乃絵に対してそれなりの好意は持っているため、そう単純な話でも無いものですが。ただ現状では眞一郎は比呂美を一番気にしてる感じはありあり。それについて乃絵が感付いたり嫌な顔をしたりする様子がないのは、恋に浮かれているからなのかどうか・・・。
 休日の学校でお互いのカップルが出くわし、男女同士の会話に。乃絵は比呂美の事を見直したといいます。地べたにもそうですが、飛べない者に対する寛容さを持った感じです、これは恋に浮かれた故なのか人としての成長なのか。しかし比呂美としてはだから何だと言うことで、前にママンに言われたようにその可愛い笑顔で眞一郎の心を捕らえたのかと嫌味をぶつけてます。ここで眞一郎君じゃなくて呼び捨てにするあたりがリアルかつ乃絵に対する敵愾心が出ていて良い感じ。自己嫌悪した比呂美は帰ってしまいました。
 自宅に帰った比呂美は自分の母親に対する仕打ちに耐えられずに家を飛び出し四番に雪の降っていない街に連れ出してくれと命令。これまたタイミングよく眞一郎と乃絵に出くわし引き。次回が恐ろしく気になる引きでしたね。
 今回の見所はAパートの乃絵と眞一郎のバカップルぶりと、比呂美の心の中で渦巻く情熱と行動ですね。春までに絵本が出来るとか祭りを一番前で見に行くとかその当たりまで交際が続くかどうかのフラグというか基準点みたいな台詞が乃絵から語られてますな。比呂美と乃絵のどちらと眞一郎は添い遂げるのか全く読めない。6話までは間違いなく比呂美だと思ってましたし、前回もそんな感じはしましたが、今回見ると乃絵EDの目は十分ありうるなあと。
 次回も偉いことになりそうな予感。パトカーが来たり比呂美が脱いだりしてましたが・・・。乃絵の消え入るようななかなか飛べないねという台詞も印象的。前回の引きを担った愛ちゃんは今回目立ったとこなし。撃沈という奴です。ますます面白くなるTTから目が離せん。