機動戦士ガンダム00 第21話「滅びの道」

 いきなり死んでしまった絹江姉さんと再会という鬱スタート。CBを追っていたことを知らされたサジはCBに対する恨みをつのらせていくのでしょうか。
 今回のメインはCB対連合軍の戦闘でした。しかしソーマ少尉やセルゲイ中佐のような手練がいないせいか、思いの外CB組は健闘していたという感じです。特にタクラマカン砂漠では何もさせてもらえなかったエクシアは、正面からのガチンコ戦闘ということで格闘戦を行える分かなり戦えていましたね。逆に砂漠で粘っていたデュナメスなどはあまり効果的に戦えていなかったという感じです。
 機数が多い割にはあまり数で戦ったりはしてませんでした。一斉射撃とかは強力ですが、接近戦を多数でやってる最中には流れ弾の危険性などもありますから、局面での数的優位は二機程度で作っているという形です。世界に30機程度しかないという貴重な機体であることも手伝ってか、連合軍の戦い方はかなり慎重ですね。
 そんな中そんな事情はあまり気にしないコーラサワーの無鉄砲ぶりは逆に良い形に働いているのかAEU軍はCBを苦しめてましたね、やられたのはオーバーフラッグスから一人とあとGNアームズにやられたのが一機というところでした。対するCBはデュナメスが中破してしまい、4機から一機なくなるというのはかなり痛いです。しかもガンダムマイスターの実質的なリーダーであるロックオンが今後しばらく戦場に立てそうにないというピンチぶり。
 ヴェーダは完全にリボンズに掌握されてしまったため、システムから切り離す形で今後ガンダムを運用していくことになったトレミーですが、ナドレの特性上かヴァーチェだけは上手くいかなかったみたいですねえ。演出的にはヴェーダの判断に頼り切っていたティエリアの精神性とリンクさせる形で上手かったです。
 一方のトリニティ組はラグナに切り捨てられた模様で、基地の場所も人革連にリークされてしまったみたいです。GNハイメガランチャーで先制攻撃をかけて包囲網を突破する模様ですが、こちらも状況は芳しく無い模様。しかしOPから予想できたトレミー組対トリニティというのは物語の焦点にはならないようです。意外性がありますな。
 次回予告では包囲網を突破したトリニティは逃亡生活を続けているみたいです。アリーの背景がスローネのコクピットでしたので、飯でも食ってる隙に盗まれてしまうのでしょうか。イナクトでも毎度のように刹那を圧倒しているアリーがスローネに乗った日には正に一騎当千であることは想像に難くありません。面白くなりそうです。