本日のコードギアス 反逆のルルーシュR2

 今週で色々と各キャラのポジションが固まった感じですな。それにしてもキャラ作画が超美麗でしたわ。さすがのキムタカ作監
 ナイトオブトゥエルブ、モニカちゃんが喋りました。CVはアーニャと同じ後藤邑子さんと思われます、聞いた限りは。フレイヤで一千万人死亡したそうですが、それほどの威力なのでしょうか、消失した空間に引き込まれた範囲を考えても相当みっしりとつまってたということに、しかもいきなり使ったわけじゃなくて戦場でしたのに。
 ニーナはてっきり行使したスザクのせいにするかと思いきや、自分の責任として受け止めていて意外なシーンでした。ロイドさんは兵器開発者が作った兵器がもたらす結果について、科学に殉じて受け入れるか、科学を捨てるかしかないという兵器開発者のスタンスについて説いてまして、中々面白いシーンでした。
 一方ルルーシュは完全に錯乱状態、藤堂にナナリーを探せー!と怒鳴るもののスルー。部屋に戻っても興奮状態さめやらず、ついにロロにぶっちゃけトークかまし暴れ回ります。ロロも思わぬこの言葉にショックを隠せない様子。
 シュナイゼル斑鳩にやってきましたが、シュナイゼルはギアスの事を知ってるのに偉いリスクの高い事を試みたものです。動揺を誘おうにもギアスをかけられていたら通じず、どうなるか分からないのに、フレイヤを持ってきているといえども身柄を拘束されれば自分もどうなるか分からないため、脅しにしても五分五分でしょう。
 騎士団も敵側が出してきた資料を鵜呑みにしすぎるきらいはありますが、今までの出来事を鑑みて納得がいくところがあったのでしょうね。ロロやジェレミアを引き込んでルルーシュに近しい派閥を作ってしまったのが余計不信感をあおることになってしまったと。結果を持って築いてきた人間関係ですが、逆に言えばそれ以上の信頼はないわけで苦境が来たらもろいものですな。ルルーシュも自らの正体が知れたら騎士団は崩壊すると考えていましたし。
 結果ルルーシュは売り渡されて、シュナイゼルがバックにいる以上もう逃げ道はないと諦めの境地に。せめてカレンを巻き込むまいとウソをつくのでした。まあ騎士団を駒と思っていることは実際真実ではありますが、自ら戦場に出てきて幾度となくボコボコにされてる以上、盤上の事としてとらえてるというのは完全にウソでしょうね。
 ロロが蜃気楼でギアスを無理やり行使して逃げ切ることに成功したわけですが、自分が何と言われようともルルーシュの事を信ずる彼の感情は、自分のためにつかれた嘘にちょろまかされたカレンより精神的に上回っていたというとこなのでしょう。自分が道具として使われた事は自覚しつつも、ルルーシュを助けるのは自分の意志であると、自分の戦いに身を投じて殉じたロロは最後はルルーシュの優しい嘘に救われたのでしたと。
 ルルーシュはロロをルルーシュランペルージの弟であったと認め、自ら墓を築きます。ボロ雑巾のように捨ててやると言っていたのが嘘のよう。ルルーシュはここにきて行動の結果、報いとして全てを失った事を受け入れたというか達観した様子です。そこに騎士団やシュナイゼルに対する憎しみは感じません。後は皇帝と差し違えるのみと気持ちを新たに。
 フレイヤのクレーターの前でたたずんでいたスザクが狂笑し、それと時を同じくしてルルーシュは決意を秘め、皇帝はついに行動を開始するというクライマックスに向けた盛り上がりを感じる引きでした。スザクのあの笑いは迫力ありますな、櫻井氏の演技が光っている。