機動戦士ガンダム00 第11話「ダブルオーの声」

 Cパートでまたも大きな展開を見せた今回。仕組みとしてはトランザムによるGN粒子の過剰放出により、一般人の微弱な脳量子波でも通信が出来る状態になり、あんな状態になったというところでしょうか。先週最後のトランザムで脳量子波が強化されている超兵二人とイノベイターティエリアが反応しているのが証跡というわけですね。
 これだと最終的なイオリアの計画って5つの太陽炉を繋いで、通常の太陽炉から5乗される膨大な放出量のGN粒子を持って全人類の脳を繋いで人類がわかり合えるようにするとかそういうものの気がしてきますね。昨日「とある魔術の〜」でやってたようなミサカネットワークやマクロスFじゃないですけど、そんな感じで。
 メメントモリ発射後のイノベイターの部屋での面々の反応が三者三様という感じ、不敵に笑うリボンズとリジェネ、一見歓喜してるように見えて「これじゃ戦争になりゃしねえぜ、大将」と裏では自分が楽しめない状況を作り出すこの兵器を疎んでいる事が伺えるアリー・アル・サーシェス。とんでもない事をしてしまったと一瞬後悔の表情を見せる王留美ですね。笑っているネーナですが、前回暴れたのであの後ひっぱたかれたのでしょうか、頬を腫らしたネーナは爆笑してます。
 ネーナがあからさまに王留美に対して反逆の遺志を見せたのがポイントですね。王留美が死ぬ際はネーナによる裏切りが絡むことになりそうです。直接手にかけそうな勢いですが、イノベイター一派を兄の敵と憎んでいるネーナには行き場がないのでどうなることやら。
 CBと連絡を取れないカタロンはメメントモリを攻撃する気ですが、43機じゃどうにもなりません。ジンクスIIIが3機もいれば全滅してしまうのではないでしょうか・・・。卓越したパイロットがいるわけでもないでしょうし。
 一方で戦闘準備のアロウズ。ジニン大尉の過去話が判明。プラモのインストに書いてあったように奥さんをカタロンのテロによって失い、地球圏統一のためにアロウズで戦っているという動機が明らかに。テロではないのですが、同じく家族が巻き込まれて天涯孤独になってしまったルイスは共感するところがあるようです。ジニン大尉が死んでしまったとき涙を流すルイスは可哀想でした。ジニン大尉はルイスが何回も失態しているのに今回も体調を気遣ってくれて結構良い人ですね。
 リヴァイブがアニューに脳量子波通信でラグランジュ3の基地の場所を聞いてますが、アニューの目の色が変わっていないのはカラーコンタクトでもつけているのでしょうか。ライルとはスパイ同士で会話しているところが妙なところ。フラグなのかしらこれは。
 基地を放棄する前に攻撃を食らって大慌てのCB基地。頭数が足りなすぎてまともな防衛は不可能。相手の増援がガンガンやって来れるという状況では効果時間を鑑みてトランザムを使うのも危険というジリ貧。沙慈が出撃させたオーライザーと00だけが頼みですな。戦術どころでは・・・。セラヴィーはガラッゾにパワー負けしてて泣ける。
 最後にルイスと沙慈が邂逅しておしまい。ルイスにはダブルショックでどうなるやらですね。