機動戦士ガンダム00 第21話 「革新の扉」

 刹那がイノベイター化に。しかしまだ完全にイノベイターになったわけではなくて、今回のグラハムとの戦いをもって完成するようですね。リジェネの言いようからすると大量のGN粒子を浴びる事によってイノベイター化がなされるようです。ヒリングの純粋種、という台詞からCBの概念的には元々ある話のようでイオリア計画の真相は脳量子波によって相互理解が容易になるイノベイターに人類全体をしてしまおうということで良いんでしょうかね。
 グラハムがミスター・ブシドーの仮面を脱ぎ捨てグラハムとして刹那に思いの丈をぶつけます。グラハムとしては、ある程度均衡した世界でフラッグファイターとしてユニオン軍人として生きていた時代が最も望むべき世界だったわけです。先に攻撃してきたのはガンダムの方だという意見には頷けるものがありますね。
 王留美が世界を変えたかった理由は割とシンプルなものであることが判明。出来の悪さからか紅龍は家を継ぐことが出来ず、留美が家を継ぐことに。そのため若くして王家の当主としての人生を歩まなくてはいけなくなったことに対する反発だったわけですな。世界を無茶苦茶にしてでも一人の少女としての人生を生きたいと、まあそういうところです。理由自体は意外と腹黒くなくてビックリ。紅龍の奮闘むなしく死んでしまいましたが。
 ネーナもやはりというか死んでしまいました・・・。一期に生き残ったときはもっと色々話をかき回せるのではないかと期待したいのですが、あまり活きなかったところはありますね。旧式のスローネドライではレグナントとまともに戦えるはずもなく、瞬殺で御座いましたよ。ネーナは自分で語ってるように境遇が境遇なので、健全な精神など育つはずもなく、それはそれで可哀想ですね。
 レグナント大変形。やはり変形しましたか。指はファングになるわで強い強い。MSになったからにはビームサーベルとか使ってほしいですが、指がないのでは・・・。ルイスはネーナを殺して仇は討っても親はやはり死んだままでろくでもない境遇には何一つ変化は無いという事を実感し、涙するのでしたと。ルイスの場合人生やり直す展望があまり見えないのが難しいですね。リボンズに利用され体はイノベイター化のためにボロボロと。財産もどんだけ残ってるのか。
 刹那とグラハムの戦いは大満足。色をフラッグと同様に黒と白のツートンカラーに塗り直して名前もマスラオからスサノオに改めましたね。武装はビームソードから実体剣に切り替わってるようで。GN粒子砲はマスラオ時代からあったのかは不明ですね。
 おそらくは次回でグラハムについては勝ち負け別にしても本人の中で精神的な決着がつくと思われますので、グラハムのエピソードはそこで完了でしょうね。今回でだいぶ周囲のエピソードが片付いた感があり、クライマックスへ加速ですな。