機動戦士ガンダム00 第24話「BEYOND」

 今回のタイトルは中身を見ての通り、逆襲のシャアのオマージュというところでしょうか。庵野監督が逆襲のシャアの同人誌をかつて作ったエピソードなどに代表されるように、逆襲のシャアはアニメ関係者の評価が非常に高いアニメだったことですよ。
 ルイスのレグナントはなんだかんだでかなりの強キャラで、刹那に殺害の意志がないということを考慮しても、相当に00ライザーを追い詰めたと言えます。変形すると雑魚っぽいMAから相当な強MS臭が出てくるところが面白い。デザインの勝利ですな。
 ヒリングとリヴァイブもトランザムを得てから中々頑張っており、今回は正面から激突して刹那が一時退避するくらいの戦闘を見せてます。彼らももう必死なわけですな。
 リボンズの正体はイノベイドが自立進化してイノベイター以上の能力を得た者ということなんでしょうかね。ただ、リジェネやティエリアがあの状態からヴェーダを奪還できた事を考えると、リボンズがイノベイドを超えた能力を持っているというのはヴェーダへのアクセスへ限定された話では、おそらくないんでしょうね。
 最後にまさかのガンキャノンで出撃してきたわけですが、アニューに乗り移ってライルを圧倒するあたりリボンズパイロットとしての能力はかなり高いものと思われます。しかし一期もそうですが、ラスボス機は絶対にネタに走るあたりが何か面白い。
 今回唯一散ったアリー・アル・サーシェスですが、一期あれだけ活躍した悪党にしては勿体ない使い方だった気がします。スローネツヴァイを駆って暴れてた頃の絶望感は今も片鱗はありますが、何かライルとは途中因縁を打ち切っておきながら、大した前振りもなくそこに戻ってしまうというあたりが。まあティエリアセラフィムシステムが決定的だったわけですから、そういう意味ではティエリアはロックオンの仇を討ったと言えるのかもしれません。
 アルケーガンダムの戦闘は相変わらず派手な立ち回りでカッコ良く、五月にプラモ化するようですね。HGアルケー楽しみです。次回いよいよ最終回ですが、イオリア計画は果たして成るのか、一期のようにエピローグで終わるのか、一回割とちゃんとした締め方をしただけに気になりますな。