機動戦士ガンダム00 第25話「再生」

 むう・・・ここ数話がかなりハチャメチャだったのでどうなるかと思いきや、最終話は相当面白かったです。何より最後にエクシアVS0ガンダムに持って行ったのが良すぎる。00ライザー対リボンズキャノンの手書きによるロボ戦闘動画は近年のテレビアニメではちょっとお目にかかれないクオリティと言いますか、去年の00最終回以来なんじゃないですかね。
 リボンズキャノンはやはりリボンズガンダムになりましたが、その構造がアルヴァトーレやヴァーチェのような中の人でもなければセラフィムのような背中の人でもなく、何と表裏一体。つまりゾックなのです。CMでHG版の発売予定となってますが、おそらくは差し替え変形だと思われます。それでも両方のプロポーションを成立させるのは至難の業に思えます。カッコいいなあリボンズガンダム
 そしてまさかのエクシア再登場。一話でマント姿で出てきて以来ですかね。リボンズが0ガンダムを見つけて太陽炉を取り付けるところもおおっと思いましたが、エクシアが登場した瞬間の盛り上がりは異常。00ガンダムに搭載されていた太陽炉が最後は両方とも元の主の元に戻り戦いを繰り広げるっていうのが素晴らしい。
 残念ながら僕が好きだったヒリング・ケアちゃんは死んでしまいました。脱出ポッドを真っ先に破壊するハレルヤは恐ろしい男よ。CBという組織は残る中、CBを離れたアレルヤが好印象。最後はマリーと山登りしてましたが、なんでしょうあれは。贖罪意識を持って生きて行く辺り、他のマイスターと心の持ちようがまた違うところが面白いですね。刹那の最後のモノローグでは世界につまはじきにされても紛争根絶の意識を持って未来のために存在するっていう志を他メンバーは持ってますが、アレルヤはそれでも良くないものは良くない、と客観視出来ている感じですね。
 でもぶっちゃけあれはリボンズ死んでないでしょうな。コクピット内の状況すら出てないですし。太陽炉は0ガンダムセラフィムの分が失われて、残り三つ?残ったのが刹那とライルだけですが、相性的にツインドライブが可能なのかどうか。
 逆に疑似太陽炉はおそらくアニューが奪ったデータから得た技術でついに放出量二乗化のツインドライブを実現させてしまいましたね。この時点でトランザムバーストはありますが、兵器としての位置取りはついに逆転する形に。オリジナルの太陽炉はより純度の高いGN粒子を放出し、脳量子波をつないだり、イノベイターへの変革を促すことが目的だったと思われますので、まあそれはそれでというところですね。
 結局作品中では人類の変革というところまで話は大きくしなかったようです。ある意味一期の最終回とかなり近いムード。最後に出てきた木星と五つの光は映画版への要素ですね。数からしておそらくはオリジナル太陽炉を作成した施設ですかね。
 映画は2010年公開だそうで、完全新作になるんでしょうかね。それならばF91以来の快挙ですが。