機動戦士ガンダムUC EP5「黒いユニコーン」先行上映感想※ネタバレあり

 シネプレックス幕張でガンダムUCエピソード5「黒いユニコーン」の先行上映を見て参りました。
 まずは劇場限定盤BDを購入しないことには話にならない、本発売を待ちきれないということで、シネプレックス幕張のサイトを閲覧し整理券配布の五時半より早く着こうと4時起きして車で出て5時10分くらいには現地到着。既にかなり長蛇の列が出来ており、恐ろしさを感じます。結局整理券が貰えたのは六時くらいでBD整理券は200番台前半、プラモは三百番台前半でした。この整理券は購入を保証する物であるとの店員さんのご説明を受け朝マックで朝食を取った後駐車場の車でしばし仮眠。その後9時ころに劇場を視察に行ったらこの時間でも普通に購入可の様子だったという・・・。
 気を取り直して映画館に入り上映開始。まずはEP1〜4までのダイジェスト。さすが劇場の音響と雰囲気でダイジェストからして面白く見入ってしまいましたわ。
 そして本編開始。EP4の最後から少し巻き戻りバンシィがトリントン基地の上空にベースジャバーで侵入と、ピスト財団派閥の部隊と管制のやり取りからスタート。この管制のやり取りが英語なのですがガンダム世界で英語のやり取りというのはかなり意外というか元々宇宙世紀公用語とか全然把握してないのでちょっと面食らいました。むしろ普通に日本語で良かったんじゃないかしらと思う次第です。
 そしてEP4のラストシーンから続く形でスタート。バンシィの右腕のアームド・アーマーBSの弾道は不思議な形をしてますね、直線上のビームじゃなく渦をまくようにというか鞭のように動きます。威力そのものは見た感じビームマグナムの方が上のように思えますがMS戦であの威力を必要とする場面はあまり無さそうなので燃費面で勝るんですかね。リディはバンシィの放ったビームに切り裂かれたシャンブロの残骸に埋まってしまうのですが、逃げろバナージ!と意外と良いとこを見せますね。
 そして回収されるバナージとユニコーンバンシィから降りるマリーダを見て驚愕。当然彼が納得出来るはずはなく連邦からの尋問には黙秘するのですが、ブライトとバナージのやり取りが。ここで思ったのがブライトさん偉く優しい。まあバナージは軍人ではないですからね。ここでのバナージへのフォローが素晴らしくUCの大人達はみなバナージを導いてくれるな〜と僕は見てて気持ち良くなってました。でもキャラデザ的に逆襲のシャアの後に見えないですよねUCのブライトさんは。
 ついでにアルベルトがマリーダを手にしたことによってウキウキしているのが非常に愛嬌があって面白い。マリーダにはスルーされますが体を気遣ったりと良いところがあります。惚れた女ですからね。ラーカイラムから高空を飛んでおり財団の拠点になっているガルダへバナージとユニコーンが移送されることに、ここでブライトがルオ商会を使って財団の計画を阻止に回ります。連邦への裏切り行為に近いように見えますが財団閥は連邦本流とはちょっと違う位置取りなんですかね。ベルトーチカが出てくるのですがアムロ亡き後のベルトーチカの姿を見てちょっとドキッとしました。ベルトーチカチルドレンという作品があるだけに。
 ルオ商会というかカイを通じてブライトから情報を貰ったガランシェール隊がガルダを強襲しここで一気に混戦となるのですがここの空中戦が凄まじい。特にドダイを使ったバンシィユニコーンは圧巻の動き。アンクシャ弱っ!バンシィは基本的にバナージのユニコーンにあしらわれてて活躍は控えめな感じでした。NT-Dを制御下におきユニコーンモードで立ち回るバナージがカッコ良すぎる。
 この後リディを振ったミネバがバナージを信じてガルダから飛ぶのですが、ここのシーンが実に健やかなボーイミーツガールものの中盤のハイライトという感じです。この二人は通じ合ってるんだな〜。ユニコーンが墜ちて行くとこで雲の中かガランシェールが現れるシーンはマジで鳥肌もんなんですわ。
 その後マリーダを正気に戻すため再度出撃したユニコーンバンシィがもみ合いながらガルダ格納庫内へぶっこむんですが、そこでこのガンダムどもが!と狙うリディの姿が・・・。結局ガンダムは敵!とバンシィのアームドアーマーVSに切り裂かれてしまうんですが、デルタプラスもマリーダの中ではガンダム扱いなのね。
 自分がガンダムに乗っていることを意識し混乱をきたしたマリーダはジンマネンが回収し、バナージ共々ガランシェールへ帰還しブライトの手配でネェルアーガマと合流することに。リディがバンシィに向かって歩んでいくところが彼の今後のみの振り方を想像させますね。
 ネェルアーガマガランシェールは上手く合流することが出来ずバナージがワイヤーを掴んで引き寄せようとしますがさすがにユニコーンが軋みをあげてエライ事に。ここで操縦桿を握るバナージの手に今は無きダグザとギルバオの手が!ここでユニコーンサイコフレームが緑に輝き虹色の光りがガランシェールとネェルアーガマを結びます。逆襲のシャアのオマージュですね〜。音楽と絵面が壮大でとんでもオカルトシーンなのに否応なしに感動させられる。
 宇宙に上がっても困難は続き連邦のゼネラル・レビルが強襲、そして今度は袖付きが・・・!ローゼンズールVSゼネラル・レビルMS隊になりますが相手になってません。ローゼンズール強すぎる、ちょっとリゼルジェガン隊が弱すぎるという気もしますが。せっかく特別カラーなのに!あとシナンジュの道を作りハケていくローゼンズールの執事のようなポーズがイカす。
 そしてゼネラル・レビルのふところに入り込みバズーカを構えるシナンジュがカッコ良すぎた。フロンタルはUCの中で好きではないキャラですがシナンジュの動きはカッコいいな〜。
 EP5はここで終わりでEP6は2013年春。パンフレットにはEP6の絵として私服姿のマリーダ、ネオジオンの統括者の服を着るミネバ、繋ぎを着るバナージ、俯きながらバンシィパイロットスーツを着ているリディの絵が載ってました。偉い間が空くな・・・。